北国街道は、正しくは北国脇街道といい、中仙道追分と北陸道高田を結ぶ35里(約140km)、信州を横断する道であるが、
善光寺までを善光寺街道とも呼んでいる。
道筋は、追分宿で中仙道と分かれ、御代田に入り、右手に噴煙たなびく浅間山を見ながら小諸宿に向かう。
途中、馬瀬口一里塚や高山氏邸が旧街道の雰囲気を色濃く残している。
この道は、佐渡の金山からの金の輸送、加賀の前田藩をはじめ、北陸諸藩の参勤交代の通路、関東と北陸の物資の輸送路、
善光寺参拝の信仰の道として人や荷物が行き交って栄えていた。
北国街道のほとんどが現在の国道18号に相当する。 |